「あーっっ!!遅刻しちゃう!」
バタバタと階段をかけおりながら、みちるは大きな声を出した。
「なんで携帯ないのよー!!絶対ここにおいといたのに!!おかーさん知らない?」
「知らないわよ。まったくいつもいつも同じようなことばかりいって!毎朝毎朝待たされてるなおくんの身にもなりなさい」
お母さんの言葉に、直は苦笑い。
「みちるは本当忘れっぽいですから」
「本当よ。まったく誰に似たんだか」
直とお母さんの会話に私は
「もうー!!うるさいなあ!!本当にここに置いたんだもん。昨日も携帯見つからなかったからきちんと置いたんだよ!」
「でもないじゃん」
「きっと近くに落ちてるはず!直もさがして!!」
すると直は自分のケータイを手にとり、操作し始めた。
「鳴らしたほうがはやいよ」
しばらくすると感じる振動、
これは-----
「あった…」
私が10分以上さがしていた携帯は私の制服のポケットでぶるぶる震え続けていた。
バタバタと階段をかけおりながら、みちるは大きな声を出した。
「なんで携帯ないのよー!!絶対ここにおいといたのに!!おかーさん知らない?」
「知らないわよ。まったくいつもいつも同じようなことばかりいって!毎朝毎朝待たされてるなおくんの身にもなりなさい」
お母さんの言葉に、直は苦笑い。
「みちるは本当忘れっぽいですから」
「本当よ。まったく誰に似たんだか」
直とお母さんの会話に私は
「もうー!!うるさいなあ!!本当にここに置いたんだもん。昨日も携帯見つからなかったからきちんと置いたんだよ!」
「でもないじゃん」
「きっと近くに落ちてるはず!直もさがして!!」
すると直は自分のケータイを手にとり、操作し始めた。
「鳴らしたほうがはやいよ」
しばらくすると感じる振動、
これは-----
「あった…」
私が10分以上さがしていた携帯は私の制服のポケットでぶるぶる震え続けていた。