郁也side



絶対、先輩は永和のこと好きだと思う

でも大切な人がいるって言われた

それも嘘じゃなさそう




2人を一緒にすることは出来ないのか

折角ここまで来たのに……





本来なら先輩がこの会社に就職するなんて奇跡ある訳ない


卒業式の日に国光先輩の元へ俺1人で訪ねた





「……面見せんなって言ったよな」

「国光先輩に助けて貰いたいんです」

「都合の良い時だけ頼んな」

「永和は敷島先輩のことずっと好きなんです!!それでも離れたのは敷島先輩の為なんです」





国光先輩は反論すること無く俺の話を聞いてくれた