だから朝絡まれていたのかな……



「そう……ですか。ありがとうございました」




モヤモヤする







「永和、俺らA組だって」

「同じクラスかよ」

「嬉しい癖に〜」





郁也と教室へと向かう







「オメガとかアルファとかどうでもいいだろ……」

「なんか言ったか?」

「………別に」

「そう言えばさっきのピンクの人のことは聞けたのかよ」

「あぁ、3年生の男らしい」

「男!?まじかよ」







一瞬郁也は顔を曇らせた





「なぁ、その人お前の……」

「………分かんねぇよ」

「………そっか」