花を配ってると思われる受け付けに向かうと

先輩らしき人達が待っていて



「新入生?この花を胸に付けてね」



胸に付ける花を受け取った






「あの」

「何?」

「ピンクの髪した人来ませんでした?」





花を渡してくれた人に尋ねると




「あぁ、もしかしてジャージ着てるピンクのボブの?」

「そうです!!」

「敷島くんのことか」




シキシマくん?


え?

くん!?






「男なんスか!?」

「えぇ、3年生の敷島 春(しきしま はる)よ」







まさか一目惚れした相手が男だなんて


思いもしなかった