「永和が一目惚れ?嘘だろ?」

「あんなん惚れるだろ」

「マジ?」





郁也の驚く顔なんて俺には目に入らなくて

ピンク頭の背中だけ見えていた






「学校行けば会えんだろ!?早く行こうぜ!!」

「待てよ!!永和!!」






高校生活俄然楽しみになって来た







学校に着く頃にはピンク頭を見失っており




「君たち新入生?」

「はい」

「新入生はあそこで胸に付ける花受け取ったらクラスを確認して
教室に入ってくれ」






校門にいた先生らしき人物に声をかけられた