春side



ヒートで仕事を休んで2日目

熱も上がりかなりキツい




「永和……」




永和に会いたい



俺の横で寝ている春永の手を握る




春永は永和にそっくりだな……

ヤバい……

余計に会いたくなってきた……






少し意識が朦朧としていると





ダンっと何かがぶつかる音がした

玄関からだ







重たい体を持ち上げ

玄関のインターホンを見ると





「な……んで」






一生会うことが無いと思っていた幹人が居た





玄関には鍵かけてある

大丈夫だ……





そう思ったのに


ガチャっと解錠の音が聞こえた