「先生、俺早退します」

「は?試験は!?」

「後日追試でも受けます。緊急事態なので」




先生は納得していない状況



「何言って」

「後日改めてお話に参りますので本日は永和様をご退出させますので」





先生の話を修吾さんが切り

俺と郁也は教室を出た







「試験中の中申し訳ございません」

「いや、いい。それより状況は?」

「永人様のご命令で私が春様にお付けしているSPを管理しておりましたが、そのSPより彼が現れたと連絡を受けました。春様はまだ気付いておられません」




自宅に入られるのも時間の問題か




「飛ばしてくれ」

「かしこまりました」





修吾さんの運転で急いで先輩の家に向かう