「本気で言ってますか」
「あぁ、最悪子供は俺1人で育てられるしそもそもそのつもりだったしな」
「ふざけんな」
怒りの言葉と共にベッドに押し倒された
「先輩は何にも分かってねぇ!!俺は先輩の為なら何だってする!!
だから好きでもない相手と婚約までした。
それなのに住む世界が違うからっていうだけで離れるとでも!?」
「お前が離れるつもりなくても周りが許すはず……」
「周りなんて無視すればいい!!
俺が文句言わせないほどデカくなるから……だから……」
俺の上に居る永和
そこから雫が落ちてくる
「ひさ……ごめん」
「先輩が番になってくれなきゃ……許さない」
「……それはすぐ考えられない」
だから俺に時間を頂戴
「永和、お前のこと好きだよ。今はこれだけしか言えない」
「俺だって好きです………ずっと、ずーっと好きだった」
「お前が傍に居てくれるだけで俺は幸せだから」
「………」
「これからは傍に居て」