なんか知んないけど
あいつの部屋で
正座してる俺。


「よお!」


襖を勢いよく開けて
陽気に入って来たのは
あいつの兄貴。


俺は正座したまま
軽く頭を下げる。


「そんな畏まんなくていいって!」


あいつの兄貴が
笑いながら俺をバシバシ叩く。



いてーし!