まさかのまさかで 下りて来たのは そう! 他の誰でもないあいつ。 やたら白くて やたらピッカピカで やたら車体低くて やたらうるせぇ その車の助手席から いつも通り やたら目立つ やたら無表情のあいつが 下りてきやがった。 運転席にいるであろう 兄貴に向かって 無表情で手を振り、 車が去るのを見送るあいつ。