俺の声に ゆっくりと顔を向ける。 そして無言で あのでっけー目で 俺をじっと見入る。 「あたしに言ってんの?」 たっぷりと 沈黙を味わったあとの この発言。 他に誰がいんだよ! 俺の独り言にする気か! あんなでけぇ独り言 言ったことないわ! なーんて突っ込みは ああ、そうだね。 と流されそうだから 頑張って飲み込んだ。 ただ黙って頷いた。