結局、生徒には見られる事無く買い物を終えてマンションに帰り着いた。


先生の顔に視線を移すと、無邪気な笑みを浮かべているから狡い。


「凄く……、幸せです……」
「俺も」


マンションに戻ると皿を洗い、先生との時間を過ごす。


秋と過ごした時とは違う、柔らかな時間が流れていく。


何も心配すること無く、ドキドキしているだけの時間。


先生に守られている事を痛い程感じる事が出来る。