そう思って、朝は避けた公園の前の道を通る。


ふと、電話ボックスに目をやるとスマホを弄っている秋の姿。


目を離せないで居ると、秋がこっちに気付き歩いて来るのが見えた。


ドクン、ドクン。


「くるみ。
やっと、会えた__」


それは、優しい時の秋の声。


そんな秋を冷たい目付きで睨んだ、エミリが声を発した。


「あんたが何したかは分かっているんだからね!
くるみ!行こう!!」


私の手を引いて、歩き始めるエミリ。