「確かに、かっこいいよね!
でも、先生だよー?」


真顔でそう話すエミリ。


「でも、仲良くなりたくない?」
「なら、積極的に話し掛けるといいよ!
協力するからね!」
「エミリは良いなぁ!余裕が有って!

エミリは彼氏とラブラブだもんね!!」
「うん!」


エミリは彼氏が居るんだ。


だよね。


こんなに綺麗で優しい女の子を、男はほっとかないだろう。


「彼氏いいなぁ……」


それは、私の唇が滑らした本音。