受け取ったラーメンを持って、レンゲと箸を取って、コショウをかける。


早く食いてぇなーって思わせる熱々の湯気が、顔の周りを包んでる。



ヤマたちのとこに行くために、元来た通路を引き返す……その途中。




「ぇ……。」




視線の先で……思いっきり目に飛び込んできたのは、



あの子。


通り抜ける通路のすぐ横に、……いる……。




「…、、、」




え……なに、うそ……



あの子が、いる。



え、いつから?



さっき通った時も、そこ座ってた?




全然、気付かなかったけど……まじで今日、3回目。