「ねぇねぇ。もしさ、学食のメニューの中で、一生これしか食べられませんってなったらどれ選ぶ?」

「えー、一生か……じゃあ唐揚げ定食かな」

「私味噌ラーメン」

「私は生姜焼き定食かなー」

「ミネは?」

「日替わり定食」



「「「……。」」」




「その手があったかぁぁぁ!」

「ミネやっぱ頭いー!」




女子たちは、くだらない話ですんげぇ楽しそうに大爆笑。



だけど……




「じゃあ私もやっぱり日替わり~」

「もー、そーなると質問自体無意味じゃん!」

「あはは、だよね」




「……。」




なんでだろう……


その子の……コーヒー牛乳の子の、笑った顔が……なんか、すんげぇ、




「大ちゃんなに食うの?取り行かねぇの?」

「ん、?あ、……瞬くん、戻ってから、」

「春田なら目の前で中華丼食ってっけど?」

「……。」

「マンボー髪伸びんの早くねぇ!?」

「エロいからー」

「え、言ってくれればおススメの袋とじ持って来たのに!」



見たら、瞬くんが目の前で、中華丼にがっついていた。


さっきまでいなかったヤマやマンボーたちも、いつの間にか勢ぞろい。