瞬くんが戻ってきたらカレー取りに行こうって、イスに座って、なんとなくぼぉっと辺りを見渡す。


直人が唐揚げ定食をゲットして、浮かれて友達に笑われてるのが見える。


あーやって楽しそうなとこを見る度に安心するのは、きっと瞬くんも同じ。




「……ぉ、」



通路を挟んですぐ横のテーブルに、さっきの1年女子集団を発見。


コーヒー牛乳どうしたんかなって気になって、……怪しまれないように、体を動かすフリして見てみる。




「……。」




コップに……注いでる、、、



他の子たちはコップの中は水なのに、その子だけ、コップの中が茶色。





「、…、、…。」




笑いは……相当堪えてる。


だって1人で爆笑できる肝っ玉は、俺にはない。




「、…、、…。」




いや、つーかなにそれ、……可愛くない?


コップん中茶色って、……可愛くない?