言われたときは、おどろきと喜びが交差して。



……あぁ、私と関わってくれるんだって嬉しかった。



席をきっかけに、毎日あいさつしてくれることも増えて。



亜莉朱ちゃんには、ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいだ。



「なんだ、まだ気にしてたの?
資格のこと」



「……うん、だって優秀な俊だよ?私じゃふつり合いすぎないかな……」



勉強だって、運動だって、見た目だって、ぜんぶ俊はパーフェクトにそろっている。


それにくらべて、私のとりえなんて……。