「れ、廉くん?」


「ちょっと黙って」


吐息混じりに言ったその声からは余裕が感じられない。


「んっ」


唇に熱が伝わった。


き、きす


されてる?


「れ、ちょっ」



く、苦しい


酸素が欲しくて廉くんの胸を叩く。



でも、キスをやめてくれることはなく、私は酸素を求めて口を開けた。


それと同時に、チャンスだというように廉くんの舌が入ってきた。


「ん、ぁっ」