「しかも、教科書貸すとか、

お前だれのもんかわかってねぇの?」


少しだるそうに話す廉くんは、


いつもの優しい廉くんじゃない。


どうしよ、

どうしたら、いつもの廉くんに戻ってくれるの?


「俺が、どれだけ我慢してると思ってるんだよ」


もう、限界


そう私の耳元で呟いた廉くんは、私の耳にかぶりついた。


「ひゃっ!?」


な、なに!?


廉くんに耳食べられた、