今度はおもいっきり横っ腹をこちょこちょしてやった。ギエー!やっぱり腰細い!ちゃんと内臓詰まってる?!誰か抜いてない?!抜いてるよね?!モモちゃんのモツどこですかああああ?!


「……なんかまた失礼なこと考えてる」
「アッ、ソンナバカナ、チガウヨ」
「片言にナッテマスヨ」
「ウツッテマスヨ」


ぱちり、ぱちぱち。顔を見合わせてシンクロまばたき。


「っ、くふふ、モモちゃんノリよすぎ!よーし!好きなもん買ったげる。あとなに食べたい?美味しいとこいっぱいあるよー」
「や、だから動き回るには変装甘めえって」
「だいじょーぶ!私この格好の時に見つかったことないもん。えーっと、こてーかんねん?こてーがいねん?」
「観念。概念は正確には既成概念」
「あ、そうなの?じゃあその固定観念?ってやつで、私ってばド派手でギラギラな見た目じゃないとAmicaだって認識して貰えないみたいでさ~」
「……いや、割りとまんまだと思うんですけど」
「んっふふ、だからモモちゃんは最高って言ってんの!」