『亜未夏さんにお願いがあるんですけど』


七生くんからの意外な申し出に、戸惑って、悩んで、でも、ずっとアレコレ(・・・・)と悩み続けているわけにもいかないから、これを機にありがたく乗っかることにして。楽しみにしてるねと約束を交わした。


「さぁて、どうしたもんかな」


やると決めたら突き進むしかない。くよくよ、じめじめ、とか私に一番似合わない言葉でしょ。そりゃあ、七生くんにも気を遣わせちゃうわけだ。反省。七生くんが〝今〟動いたってことはモモちゃんにも私の違和感(・・・・・)が伝わっちゃってたってことだもんね。マジ反省。

もし、もしも。たとえ、モモちゃんに嫌われてしまったとしても。

私は私の想いを貫こうじゃないか。それで嫌われて、離れていったとしても仕方がない。仕方がないけど、そのままにしておくほど甘くもないよ。思い知って欲しい。誰と関わってしまったのかを。



  HONEY BUNNY P!NK 06
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