「触んないで!」

もう遅かった。

私は彼の手を払ってしまった。

彼は唖然としていた。

その瞬間.なぜか自分は空を見ていた。

そして一瞬彼の顔が見えた。

それはすぐ終わり暗闇の中に入っていった。



…私は一人暗闇の中に立っていた。

誰かが手を差し伸ばしている。

手を出しても届かない。

(どうして?どうして?また私を一人ぼっちにするの?もう置いてかないでよ…)