『大好きでした。

この言葉に嘘はありません。』

嘘しかない。

気持ちが離れているわけが無い。

今だって好きだ。

けれどそれでは駄目だ。

私は木の陰に隠れて

声を押し殺し泣いた。

こんなに悔しい思いは初めてだ。

この先も

こんなに悔しい思いを

することはもうないだろう。

「·····さよなら。」