斉藤さんを利用して

挙句好きな人が

病気と知れば

飛んでいこうと思っている。

私は生きることをやめられない。

「頑張れ。」

斉藤さんは

友人の死と向き合うことを、

総司さんと向き合うことを

応援してくれた。

私は振り向かず

総司さんの行った方向へ向かった。

「総司さん·····!」