「待っててね。

ゆきちゃん·····。」

立ち上がり出ていこうとした瞬間、

声が聞こえた。

「千代·····!」

そこには斉藤さんがいた。

あぁごめんなさい。

優しいあなたに好かれるほど

私は優しくない。

自分勝手な感情で

2人の友人を殺してしまった。

斉藤さんは静かに近づき

私を包み込むように抱きしめた。