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千代目線

総司さんに抱きしめられた。

その腕はどこか細くなっている気がした。

けれどそんなことはどうでもいい。

総司さんは自分が

殺したと言っていたけれど、

行けない理由があったに違いない。

平助さんを大切に思ってた方だ。

きっと私を恨んでる。

私のせいで2人は死んだんだ。

なら私は死んで2人に償おう。

ここを出て川に飛び込めば

この寒空の下死ぬことは簡単。