* * *
―――お昼休み
「羽衣!司!翔太!ご飯食べよ!」
4限の終わりを知らせるチャイムとともにくるっと振り返って満面の笑みでいう莉音
あら、かわいい
「うん!」
四人ともお弁当を持って中庭へ向かう。
「司くん!よかったらこれ…」
「西条さん!これもらってください!」
「翔太くん!今日の放課後…」
おお、おお
すごいすごい
廊下を歩くだけで沢山の人に声をかけられる
…幼なじみ3人が
いやアイドルかよ
そんで私はそのマネージャーかよってくらい話しかけられないんですけど
先輩から後輩まで2年生の教室がある廊下に集まっている。
しかもみんな丁寧に断ってる
…慣れてるなあ
なんてボケーッと考えているとすごい勢いで後ろに引っ張られた
転けそうになったところを引っ張ってきた人が支えてくれる。
「ご、ごめんなさ…」
「坂上先輩ですよね!?ちょっと来てください!すぐ終わりますから!」
有無を言わさず私の手を引っ張ってどこかへ連れて行かれる
え、まって
私この人知らない
『坂上先輩』って言ってたから後輩かな?
連れてこられたのは人気のない階段の踊り場
も、もしかして
「坂上先輩!一目惚れしました!先輩の可愛いところとか全部が好きです!よかっ寺俺と…俺と付き合ってください!」
顔を真赤にしながら思いを伝えてくれた。
やっぱりか
人から好意を寄せられるのは嬉しい
嬉しいけど…
―――お昼休み
「羽衣!司!翔太!ご飯食べよ!」
4限の終わりを知らせるチャイムとともにくるっと振り返って満面の笑みでいう莉音
あら、かわいい
「うん!」
四人ともお弁当を持って中庭へ向かう。
「司くん!よかったらこれ…」
「西条さん!これもらってください!」
「翔太くん!今日の放課後…」
おお、おお
すごいすごい
廊下を歩くだけで沢山の人に声をかけられる
…幼なじみ3人が
いやアイドルかよ
そんで私はそのマネージャーかよってくらい話しかけられないんですけど
先輩から後輩まで2年生の教室がある廊下に集まっている。
しかもみんな丁寧に断ってる
…慣れてるなあ
なんてボケーッと考えているとすごい勢いで後ろに引っ張られた
転けそうになったところを引っ張ってきた人が支えてくれる。
「ご、ごめんなさ…」
「坂上先輩ですよね!?ちょっと来てください!すぐ終わりますから!」
有無を言わさず私の手を引っ張ってどこかへ連れて行かれる
え、まって
私この人知らない
『坂上先輩』って言ってたから後輩かな?
連れてこられたのは人気のない階段の踊り場
も、もしかして
「坂上先輩!一目惚れしました!先輩の可愛いところとか全部が好きです!よかっ寺俺と…俺と付き合ってください!」
顔を真赤にしながら思いを伝えてくれた。
やっぱりか
人から好意を寄せられるのは嬉しい
嬉しいけど…