「ありがたし！つかさ神！…おお〜相変わらずきれいな字なことで」


「もういいから。さっさとやれよ」


「おう！サンキューな！」


嬉しそうに課題を持って自席に戻る。


…こどもかっ！


「そっか〜司は羽衣が誰よりも大事だもんね〜他の男に、翔太にすら触れてほしくないもんね〜」


ニヤッとしながらいつの間にか背後に回っていた莉音に話しかけられる。



「ちょ、ちょっと！なにへ、変なこと言ってんのさ！」


やめなさい！


「お？この反応は羽衣、司の事好きだな？」


更にニヤッとして見つめてくる。


「違う！司は幼なじみ！それ以上でもそれ以下でもない！」

「ほんとに―？」

「ほんと！」

「おい聞こえてんぞ」


私達二人の間に割って入ってきたのは司だった。


な、なんでそんな不機嫌なの！？


「莉音、いらん事ゆーな」


「え、あ、ごめんごめん」


キーンコーンカーンコーン


何というタイミング


朝のSHRスタートのチャイムが鳴った


急いで席に戻る。


担任の話長いな…


いつものことだけど


早くお昼にならないかな