入院生活が始まって何日目だろうか?

いつまで経っても父しか来ない。
来ないと言うより、父は待合室でずっと泊まっていたのだ。


私が普通に話せるようになって、次女がインフルエンザにかかってると聞いた。

だから、子供たちも来ないんだ。
もちろん子供たちは母親が面倒を見てくれてるから、母親も来れない。


へんに帰ってインフルエンザがうつったらダメだから、父親は泊まり込みで、私の面倒を見てくれた。


それにしても、点滴漏れが酷い。

繋がれっぱなしの点滴はいいが、一日に何度か違う点滴をされる。

毎回毎回、漏れる。

もう、点滴刺すところ無いよ?

私の腕は、本来の色を無くしていた。
青タンだらけで物凄く痛い。

鼻のチューブは、いつまで経っても慣れないでいた。


看護師さんが来る度に「鼻のん抜いて!」ってお願いするが、何度言っても、「あともう少しね」

答えは同じ。

でも、看護師さんが先生に掛け合ってくれたのか、鼻のチューブが外された。
かなり奥まで入っていたのか、胃の辺りから抜かれてる感じがして、気持ち悪かった。

鼻からのチューブか抜けて、早速点滴ぶら下げて、タバコを吸いに行った。


上手い!!


タバコってこんなに美味しかったっけ?