『囚われた宇宙人!?バッカ、ヤメロよ、つぼるだろっ!!』

『ぴったりじゃん。瑛梨に宇宙人。』

『ちょっと!どういうこと!?』

教室に入るなり、桔平が腹を抱えて笑い転げる。
桔平と健司の脇腹をつねった後、自分の席につく。

両脇に桔平と健司。

右に桔平、真ん中に瑛梨、左に健司。

アタシ達のクラスは奇数人なので、クラスで一番後ろの左端が三人席になる。
ソコに、あたし達は見事全員集合したって訳。

『お、良いなーコレ。健、このTシャツ色ちで買わね?』

『練習着じゃねぇーか。んー良いかも。俺白。』

『んじゃ俺赤♪♪』