『ごめんな。俺も会いたかったよ、瑛梨。』

そんな笑顔で笑われると、許してしまいたくなる。
匡ちゃんの笑顔って、昔からなんだかズルいんだよなぁ。

『それに。超似合ってるぜー。ビキニ。』

『?』

『脱いじゃえば?』

匡ちゃんの手が、私の服のファスナーをおろしていた。
ずぶ濡れの半袖パーカー。

ニヤリと笑った匡ちゃんは、私を抱きしめながら立ち上がった。

『もー!いつのまにそんなに変態になったのっ!?お兄ちゃんみたい!』

『良!?やめてくれよ…そこまでいってねぇぞ俺は。』