きつく吸い上げる度に濡れた粘液の音。

間に湿った呼吸音が混ざる。

私の鼻の奥から上ずる吐息が溢れる。

 んぅ…ん…あぁ……

スゥは私の唇を舌でこじ開けると…泡を残らず吸い上げるかの様に、口内の表も裏をも舐め尽くす。

私を興奮させる、その激しく荒っぽい感覚と
くちゅっ…と唇を弾く欲情的な音に眩暈すら感じる。

這い上がるTシャツの下。

スゥは私の胸の先を、もて遊ぶかのように転がして…強く掴んで揉みしだく。

スゥの野生化する息と共に乱暴になっていくそれさえも気持ちが良くて私の声は耐え切る事が出来ずに喉の奥から漏れ落ちた。

  ああ……はぁ…ああ…んふ…

大きく零れた喘ぎ声を、

カタン…と

玄関の鍵の開く音が静止した。