じっとこっちを見てる。

「、、、たかったから。」

『え?』

「美伊と、仲直りしたかったから。」

『え、』

「神楽から全部聞いた。
確かに神楽の言ったことは本当。

でも、今付き合ってるのは、美伊で、
俺は美伊しか見えてない。美伊以外好きじゃない。それだけちゃんと話しとこうと思った。」


『そっ、か。』

暫く沈黙がつづく。


『わたしも、ごめんね?琉架くんと喧嘩しちゃって寂しかったの。早く仲直りしたかったんだけどなかなか言えなくて、、、。』

こちらをじっと見つめながら、申し訳なさそうに見ている。


まぁ、結局仲直りできた。


「美伊。」

ん。と腕を広げる。

美伊は、びっくりして、顔を赤くしながら、
俺の胸元に身を寄せた。


あー、やっと帰ってきた。

やっぱり、俺は美伊じゃなきゃダメみたいだ。