歩く4人に着いていくと


止まった先は、屋上…?


中に入ると、机と椅子が置いてある


「ここ昼飯ん時に、自由に使っていいんだよ」

まぁ、俺らが入学してすぐ占領したけど


と、ぼそっと言った言葉の方が気になるけど


屋上でご飯か。いいなー、憧れだよね


「妃奈。溶けてる」

奏くんに言われて、手を見るとアイスが溶けてきてる


「わぁ、いただきます」

急いでクレープにかぶりつく


「んー、おいしい」

しーんと静まり返るので、4人を見ると


何故か私を見てる


首を傾けると


うまそーに食うなとか、そんなに美味しかった?とかみんなが言うから


恥ずかしくなる


頼くんが買っきてたものを机の上に並べると


すごい量ある…


朝陽くんはクレープをペロッと食べ、コロッケに手を伸ばす


琉生くんは唐揚げに爪楊枝を刺し


奏くんはポテトを掴む


頼くんは焼きそばを食べようと割り箸を割る


そんなみんなを見てると、隣に座ってる奏くんがポテトをくれる


ありがとうと言って食べると、ポテトもサクサクで美味しい


私はお腹いっぱいになって、机を見ると


あんなにあった食べ物の山が半分になってる


男子高校生の胃袋は侮れない


夜ご飯も増やそうかな?


そんな事を考えながら、今日の事を思い出す