リビングに向かうと


「ちょと早いけどご飯食べよう」

そう呑気なこと言う私のお母さん


さっきのお父さんのは勘違いかな?


目の前に並ぶ美味しそうなご飯に目が移る


「学校に行ってみないか?」


腰をおろしながら爆弾発言をするお父さん


がっこう…学校…嫌な記憶が蘇る


「やっぱり無理か?
もう高校生になるだろ?
お父さんの知り合いが理事長をしててな
特別に空き教室で授業してもいいと言って
くれてるんだ」

ど、どうしよう


「ごめんなさい。少しだけ時間、欲しい…」

分かった。そう返事をしたお父さん


その言葉すら耳に入らないほど


私の頭は真っ白で、気がつくと自分の部屋に戻っていた


パソコンを見つめながら、不安だけが押し寄せる


また、小学生の時みたいになったら?


誰かに話しかけられたら?


人と話せる自信なんてないよ…








怖い