「あー、朝陽のせいで負けた」
頼くんの声が部屋に響く
「もぅ。頼くん。今、授業中なの。静かにー」
しーと指を口に当てる
今は授業中なのに、3人は教室に行かないで、旧図書室にいる
「より?」
私の声に反応したのは頼くんじゃなくて東条さん
「え?」
「何で、頼だけ名前呼び?俺も名前で呼んで」
と、東条さんを?
「とう、じょうさ、ん」
「俺だけ、何でさん呼びなんだよ」
少し拗ねた顔をする
「だって、東条さんって先輩なんじゃ?」
私の言葉に、頼くんと朝陽くんが笑う
「くくっ、琉生も同い年だぞ」
えぇ?落ち着いて、大人っぽいから年上だと思ってた
「俺大人っぽいか?」
私を見て聞いてくる…え?
「私声に出てた?」
「妃奈ちゃんかーわいー」
からかってくる七瀬くん
「俺も名前で呼んで」
な、まえ
「と、東条くん」
「琉生」
うぅ
「る、琉生く、ん」
「ん」
私の頭を微笑みながら撫でる
なんか…恥ずかしい…
「僕も名前で呼んでよー」
「あ、朝陽くん?」
よく出来ました。そう言ってアメをくれる
扉が開く音がして顔を向ける
「あっ、奏くん!おはよー」
「おはよう。妃奈」
頼くんの声が部屋に響く
「もぅ。頼くん。今、授業中なの。静かにー」
しーと指を口に当てる
今は授業中なのに、3人は教室に行かないで、旧図書室にいる
「より?」
私の声に反応したのは頼くんじゃなくて東条さん
「え?」
「何で、頼だけ名前呼び?俺も名前で呼んで」
と、東条さんを?
「とう、じょうさ、ん」
「俺だけ、何でさん呼びなんだよ」
少し拗ねた顔をする
「だって、東条さんって先輩なんじゃ?」
私の言葉に、頼くんと朝陽くんが笑う
「くくっ、琉生も同い年だぞ」
えぇ?落ち着いて、大人っぽいから年上だと思ってた
「俺大人っぽいか?」
私を見て聞いてくる…え?
「私声に出てた?」
「妃奈ちゃんかーわいー」
からかってくる七瀬くん
「俺も名前で呼んで」
な、まえ
「と、東条くん」
「琉生」
うぅ
「る、琉生く、ん」
「ん」
私の頭を微笑みながら撫でる
なんか…恥ずかしい…
「僕も名前で呼んでよー」
「あ、朝陽くん?」
よく出来ました。そう言ってアメをくれる
扉が開く音がして顔を向ける
「あっ、奏くん!おはよー」
「おはよう。妃奈」