今日は用事があるらしく、奏くんから行けないと連絡が来た


「はよー。って俺だけか」

そう言って入ってくる立花くん


「お、はよ」

まだちょっと緊張するけど大丈夫


この間助けて貰ってから、みんなとは


だいぶ話せるようになった


私の反対側のソファーに腰を下ろす立花くん


ちらっと見ると目が合って逸らしてしまう


そんな私を見ながら、くくっと笑うと


「無理しなくていい。俺ら友達だろ?気ぃ使うなよ」

私は顔を上げ


「あ、りがとう」

それだけしか言えなかったけど、目を見て言えた


「そーだ。友達になったんだし、俺だけ姫乃の事知っててもあれだよな。俺の話も聞いて」



頷くと立花くんは話し始めた