「姫乃は俺たちといんの怖くねーの?」

立花くんの言葉に首を振る


「ごめんね、初めは怖かったの。でも、皆の優しさに触れて、話したい、仲良くなりたいって思った」


「嬉しい。僕も仲良くなりたい」

七瀬くんの言葉が嬉しくて、頬が緩む


「無理にとは言わないけど、俺は妃奈に何があったか知りたい」

真っ直ぐな目を向けてくる東条さん


こんなに助けてくれてるのに、隠し事はできないと頷く


しーんと静まり返る保健室に


私の声だけが響く


「私小学生の頃、虐められてたんだ」