放課後俺はいつも通り蘭流の倉庫にいる


今日は3人に話があると言ってある


「朝陽は?」


「女」

またか。ひなのこと話さないといけないってのに


プルルル

「もしもし〜」

電話をかけるとのんきな声が聞こえてくる


「倉庫に集合って言ったよね?」


「そーだっけ?」

後ろから朝陽くーんと高い声が聞こえる


「早く来て」

少し低い声で言うと


「ちょ、怒ってる?」


「…」


「す、すぐ行く」

焦る声と同時に電話が切れた


琉生は何の話か分かってるんだろうな


気になってたもんね


眉間にしわを寄せ、イラついてる


バタバタと走る音が聞こえる


来たか


「ごめ、ん。」


「遅い」

琉生の一言で機嫌が悪いのを察した朝陽


「琉生も?本当にごめん」

謝る朝陽の隣でククッと笑ってる頼


「はぁ…話すから座って」