ドアを開けると振り向くみんな


「朝からあちぃーな」


「妃奈ちゃんお菓子あるよー」


「程々にな」

みんなの言葉に恥ずかしくなって、朝陽くんにお菓子を貰いに行く


「やったぁ。妃奈ちゃん僕の方が良いって」


「モノでつっただけだろ」

いつも通り言い合いをする2人


そんな中私はどれを食べるかお菓子を選んでいる


「琉生話って?」

奏くんの言葉に静かになる部屋


「もうすぐ1年のミニ修学旅行あるけど、部屋割りどうする?ってお袋から」

部屋割り…やっぱり、私は女の子の方に行かないとだよね?


「5人一緒にしよう」

奏くんの言葉に振り向く


「私もいーの?」


『当たり前だろ(だよ)』

みんなの言葉に笑顔になる


「ありがとう」


幸せな日々


これも全部、みんながいるから


過去に自分に言いたい


みんなと出会う選択肢を選んでくれて


ありがとう


1番の感謝は、私を強くしてくれた、みんな


本当にありがとう