体育祭が終わり、みんなが帰った後

奏くんにおんぶして貰って倉庫に帰ると、リビングからいい匂いがする


「料理できるようになったの?」


「いや、3人で盛り付けた」


「まぁ、おめでとうってやつだ」


「ひなちゃんいつでも僕に乗り換えていいからね」


「朝陽」


「奏?冗談だって」


3人が夜ご飯を準備してくれた


どれも美味しそうだけど、圧倒的お肉の多さ


「そういえば、体育祭どうだったの?」


「おっ!琉生と奏の変わりに俺ら出て、全部1位とって優勝」


「凄いー!おめでとう」


「ひなちゃんも同じクラスなんだから優勝したんだよ」

そうだった


「それと、ひなちゃんのお弁当美味しかった」


「あー、美味かったな」


「みんな食べてくれたの?良かったー」

あんな事があって、奏くんと琉生くんはお昼食べれてないみたいで申し訳ないな


「また今度作ってよ」

奏くんが笑顔で言うと


「ひなちゃんこれ、嫉妬だよ」

え?


「俺ら食べてんのに、食べれてねーの嫌だって」


「え?」


「ひな気にしなくていいから」


奏くんの新たな一面を知れて嬉しい気持ちになった