今日は、琉生くんと奏くんのお母さんでもあり、理事長の沙恵さんに理事長室に来るように言われ、何故か女子会をする事になった


「体育祭の話だけど、出られそう?」


「はい!もう、恐怖症も最近は大丈夫ですし、体育祭は参加しようと思っています」


「わぁ、良かったわ」


「ここに呼んだのは、最近蘭流のみんなが変わったって噂が凄いのよ。何が合ったのか気になっちゃって」

可愛く喜ぶ沙恵さん


「蘭流のおかげで、恐怖症が少しずつ改善されたんです。だから、みんなも助け合って変わってるんだと思います」


「それはいい事ね」



「ひなちゃんは最近困った事とかないの?ほらぁ、蘭流は男だらけだから相談出来ないこともあるでしょ?」


「相談…」


「その反応何かありそうね」


「あの…恋愛の好きが良く分からなくて…」


「まぁ、かわいい」

恋愛話に、目を輝かせている沙恵さん…私は本当に悩んでるのに…


「恋愛ね…その人の事どう思っているの?」


「その2人…いるんです…」


「あらあら、、」

2人を好きになったと勘違いしている反応


「いや、違います!あの…憧れのような気持ちと安心する気持ちがあって…どっちもドキドキするんです。でも、どっちが恋愛的な気持ちか分からないんです」


「そういう事ね。恋ってひなちゃんの気持ち次第だから…そうねー、その2人が他の人と付き合ってるって想像してみたらいいんじゃないかしら?」

琉生くんと奏くんが他の人と付き合ってる?


1人の事を思うと、胸がチクチクと痛む


「この、嫌な気持ちが恋なんですか?」


「違うわよ。それは、嫉妬よ。ヤキモチって言えば分かるかしら?」


「やきもち?」

その言葉を口にした瞬間恥ずかしくなる


「自分の気持ちに気づいたみたいね」


「…」

コクリと頷くと


沙恵さんがニコニコしていて、恥ずかしくなり、顔を手で隠す


「本当に、ひなちゃんは可愛いわね」