いつものように皆で夕飯を食べていると、急に立つ頼くん


「毎年悪いんだけど、明後日来てくんね?」

お願いと顔の前で手を合わせる


なんの事か分からず周りを見ると


何も無かったかのようにご飯を食べ進める皆


「はぁ…頼、そろそろ蹴りつけろよ」

ため息をつく琉生くん


「分かってるっつーの」

どうしたんだろう?


「何かあるの?」


「頼のお兄さんの誕生日パーティー」

頼くんのお兄さんの…


「わぁ、楽しんでね」

頼くんの憧れのお兄さん


「妃奈も来る?」

え?


「私も行っていいの?」


「おう。兄貴が友達連れてこいって毎回言うんだよ」


「そうなんだ!私も行きたいな」


「ん。ありがとな」

みんなで頼くんのお兄さんの誕生日パーティーに行くことになった