「あれから、もう5年も経つんだね」

奏くんは椅子から立ち上がり、ベッドへと足を進める


「ひな、見てよ。ひまわり、あの時も8月だったよね」

ベッドの近くの窓を覗き込む


「ひまわり、、変わってないね」

ベッドに座り、窓の外を眺め昔話をしていると眠気が襲ってくる


「ひな?」


「ぅん?」


「眠い?」


「す、こし」


「疲れてるのかもね、帰る時起こすから寝ていいよ」


「だ、いじょ、、ぶ」

寝ないように頑張るけど、睡魔はどんどん強くなり、奏くんの肩に寄りかかり眠ってしまった

「おやすみ、ひな」