妃奈が体調が悪いと言って帰ってから、2日がたった



連絡がとれず佐伯さんに連絡をすると、妃奈は体調が悪くみんなと会えないと、それだけ



「やっぱ、おかしくねぇ?」

みんな気になっている様子


「奏、調べてくれ」

琉生の言葉に首を振る


「いや、もう調べたんだ。でも、何も無い…何もおかしいところが無いんだ」

僕は妃奈と2日も連絡が取れないなんて事は1度もなかった


だから、気になって調べた。結果、何も異変はなかった


不気味なくらいに


「僕たちの気にしすぎかなー?」


「それならい、い…え?」

僕は、無意識にひなの部屋を開けていた



そこには



妃奈のものは無く、もぬけの殻



机に目を向けると、手紙が置いてあることに気がついた


「奏?どうしたの?」

朝陽が隣から覗いてくる


「え?妃奈ちゃんのもの、無くなってる、、」


僕は、手紙を手に取り琉生たちのいるソファーに腰を下ろす

「妃奈からか?」


「うん。そうみたい、、」


「手紙なんて嫌な予感しかしねーな」

頼まで、真剣な表情をしている


「はぁ、、」

この、嫌な予感が当たりませんように


そう願って、手紙を開ける