浅瀬でぷかぷかと浮き輪で浮いていたら


急に動きだすから焦って水面を見ると


海に潜りながら、私の浮き輪を押している頼くん


「もう!頼くん」


「ぷっはっ。ぼーっとしてっから」

凄くいい笑顔で言ってくる


「あれ?みんなは?」

見渡すけど、3人がいない


「あー。何か、ボールとスイカだーっつってた」

タイミングよく、奏くんが手を振りながら近づいてくる


「ひなー、よりー」

こっち来てと、手で合図をしてる


「行くかー」


「うん!」