だけど、俺と蓮君でガッチリと固定しているから、びくともしない。


坂「気づかれちゃったかぁ〜。子供相手に失敗したことなかったのに、悔しいなぁ〜。」


理玖は、悔しそうに笑っているけど、麻酔の手は止まらない。


真「んー!!いはいっー!!」


坂「おかしいなぁ。表面麻酔もしたんだけど。そろそろ痛いのなくなるから、頑張ってねー?」


「真湖、お鼻でゆっくり深呼吸してごらん?大丈夫だから。」


体を押さえながらも、真湖の手をギュッと握る。


真「んんーっ!!グスッ」


坂「次、裏側ね。またチクってするよー?」


理玖は、もう嘘つくのは諦めたらしい。


真「やっ!やら!いはいー!!グスッ」


「真湖、もう終わるよ?ゆっくり深呼吸しよう。」


坂「よし、麻酔終わり。よくうがいしてね!」