坂「そう、上手にできてるよ。」 


悠「真湖より上手にできてるんじゃないか?」


悠斗さんが私の耳元でニヤけながらボソッと呟く。うぅ…否定できない…。


「もうっ!うるさいよ!」


坂「ここで夫婦喧嘩はしないでねー?」


坂口先生に怒られてしまった。


坂「鏡入るよー?」


ミラーが口の中に入ると初めての経験だから、菜悠の体が強ばる。


「菜悠ー?痛いこと何もない。ね?大丈夫だよ。」


痛いことはなにもないのに、足先までピーンとしている。


坂「菜悠ちゃんお口閉じないよー?あーんだよー?」


口の中で器具が動かされるのが怖いのか、口が閉じてしまう。