【将暉サイド】


D「まずいな…。」


聴診を終えたドクターがつぶやく。


点滴と酸素マスクで回復してたように見えてたけど、今にも意識を飛ばしそう。


真「お兄ちゃんっ、怖いよ…ケホケホ」


「真湖!大丈夫だから、目開けろ!」


真湖の意識は保たれてるけど、このままだと呼吸がもっと苦しくなってしまう。


D「挿管の準備!

……お兄さん、このままだと危ないので挿管します。」


「…はい、お願いします。」


真「お兄ちゃんっ…なに…するの?…怖いよ…ケホケホ」


不安そうに俺のことを見る真湖。


「大丈夫だからな。すぐ苦しいの治るから。」


挿管の準備ができて、みんなで真湖の体を抑える。